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こんにちは、WEBコンサルティング会社のタガタメ代表取締役の酒井です。
スマホサイト経由でのWEBサイトの利用率は爆発的に伸びています。スマホからのアクセスを見ると「ZOZOTOWN」「ユニクロ」などのファッションサイトで64%、「Amazon」「楽天市場」「Yahoo! ショッピング」などの大手通販サイトでも56%と完全にパソコンからのアクセスを抜いています(2015年ニールセン調査)。
ところが、パソコンの入力フォーム最適化(EFO)に比べてスマホのEFOは大幅に遅れているのが現状です。
ここでは、スマホサイトのEFOを一気に改善する5つの方法をお伝えします。
①フリガナ入力でカタカナを要求してはいけません
これはパソコンも同様ですが、そもそもなぜフリガナ入力がカタカナなのか。
誰が決めたわけでもないのに普段入力し慣れていないカタカナを強制しているサイトが多いです。ひらがなにしてしまうのが親切です。
なお、これまでのデータの管理上やカタカナでデータを取りたいという場合は、簡単にひらがなをカタカナに変換できる無料のスクリプト(PHPやJavaScriptなど)がありますので、それをどんどん利用しましょう。
②入力見本の位置は横ではなく縦に統一する
スマホは画面の横幅が狭いの特徴です。
ところが、デザイン的な考慮をせずにPCサイトをスマホサイトに置き換えただけという場合、入力見本がフォームの横にあってただでさえ狭い横幅を無駄に使っています。
また、「お名前」「住所」などの見出しとそれぞれの入力フォームも横並びになっているというケースもあります。これもPCデザインを流用した時に出てくる典型的なダメな例ですので、上下に項目を配置し、縦に統一しましょう。
③電話の申込は指先で触れたくなる場所に置く
そもそもスマートフォンは電話です。問い合わせを含むコンバージョンの手段の大きな要素が電話であることを忘れないようにしましょう。
小さい画面での文字入力の手間を省きたいお客様も多いですし、指先で触れたくなるボタンを分かりやすく配置しておけば、UIのインターフェースの流れに沿ってボタンを押してくれやすくなります。
くれぐれも、スマホで電話申込しようとしているのに電話ボタンがみつからない、そんなことがないようにしましょう。
④ラジオボタンやチェックボタンは必要最小限にする!
PCの入力フォームだとまったく気にならないのに、スマホだと離脱率がガクンと落ちるのがラジオボタンとチェックボックスです。
そもそもラジオボタンやチェックボックスで条件を細かく指定することをスマホユーザーに要求するべきではありません。どうしても必要な場合には、プルダウンで選んでもらいましょう。
⑤郵便番号や電話番号のハイフンは今すぐ廃止!
ハイフンをいれるのに文字入力を切り替えなくてはいけない機種も多く、ユーザーのストレスは離脱すれすれまで溜まります。これもカタカナのふりがなにこだわるのと同じでサイト側の都合をお客様に強制していることになってしまいます。
しかし解決方法は簡単で、ユーザーインターフェース上廃止してもサーバ側で簡単にハイフンを入れでデータベースに保存することができます。
まとめ
そのうちECサイトではスマホがPCにとって替わるだろう・・・という予想は2015年にすでに現実化しました。
ところが、入力フォーム最適化(EFO)に関してはその現実にサイトの実情が追いついていない状態です。すばやく対策をして、ユーザービリティを向上させることが、2016年のライバルサイトとの差別化に必須な時代です。


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