【マグロプレゼントあり】WEBマーケター目線で「築地初競り」を分析!2015年のマグロはいくらで落札できる?

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2014年ももうすぐ終わりになり、正月を迎えようとしています。

SimilarWebの日本正式代理店の弊社Gapriseも今年で10年目。それを記念してGapriseでは年賀企画キャンペーンを実施することになりました!

その名も「初競り予想!マグロプレゼントキャンペーン!」

(※マグロプレゼントキャンペーンは2014年1月4日で終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました!初競り結果は以下の画像をクリック)

内容は、毎年1月5日の築地市場で行われる「マグロの初競り」の落札価格を予想して、近い価格の人にマグロをどーんとプレゼントしちゃう企画です。(詳しくは以下をクリック!!)

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そこでSimilarWeb日本公式ブログでは、それに関連してSimilarWeb PROを使って「初競り」で毎年高額な落札額でマグロを落札する「すしざんまい」サイトや、寿司業界のWEBマーケティング事情を分析。そして2015年の初競り落札額を予想してみたいと思います。

生鮮マグロ初競りの経緯

いつから話題になったの?

サイトの分析をする前に、まずは築地のマグロ初競りについて紹介しましょう。

そもそも初競りとは、

その年に初めて行われる、市場での競り(競り売り)

出典 初競とは-日本語表現辞典 Weblio辞書

のことで、魚市場がメディアでよく取り上げられますが、もちろんそれ以外の市場でも行われています。

例えば札幌市中央卸売市場では、小売店や百貨店・一般企業などが夕張メロンを争って競りを行うことで有名です。ちなみに2014年は、1箱(2玉)250万円で落札されたとのことです!高い!

そして、そんな初競りで特に注目されるのが、東京築地の中央卸売市場の初競りです。毎年5日の恒例行事として賑わい高値で生鮮マグロが落札されることで有名です。

2013年「すしざんまい」が大間マグロを衝撃の1億5540万円

生鮮マグロが高値で落札されると言っても、1000万円を超えるほどの高値は2009年まではありませんでした。しかし、その2010年あたりから2つの寿司チェーン点「すしざんまい」と「板前寿司」の競り合いが始まり、そこから1600万円台、3200万円台、5600万円台と年々急騰!

2013年には「すしざんまい」が驚異の1億5540万円で青森の大間マグロを落札。一躍日本中の話題になったのです。

参考:築地初競り 大間産マグロ1億5540万円!すしざんまいが落札|スポニチアネックス

2014年落札価格が大暴落!736万円!

2013年までの急激な上昇を考えると、嫌でも注目が集まってしまう2014年の初競りでしたが、2014年は一転して大暴落。735万円と2008年頃の水準まで低下してしまったのです。この原因は「すしざんまい」と初競りにおいてライバル関係にあった「板前寿司」が競争から撤退したためと考えられています。

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参考:マグロ初競りが大暴落、「すしざんまい」が736万円で落札できた理由とは|ハフィントンポスト

このように、ここ数年1月5日は毎年「マグロをどこの企業が、いくらで落札するのか」ということに注目が集まるようになってきたのです

SimilarWebで寿司業界のWEB競争を見てみよう!

このように初競りでの話題によって、「すしざんまい」は全国にその名を知られるようになりました。これはつまり「すしざんまい」を運営する喜代村からすると大きなPR効果になったと考えられます。とは言っても、PR効果はあまり目には見えづらいもの。ということで、それを調べるために「すしざんまい」のサイトに注目して分析してみることにしました。

「すしざんまい」サイトのアクセス動向は?

サイトの解析に使うのはSimilarWeb PRO。SimilarWeb PROとはURLを入れるだけでサイトのアクセス解析ができるツールです。(詳しくはこちら

まずは「すしざんまい」のサイトのURLを打ち込みアクセス解析をしたところ、結果は以下のようになりました。

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※http://www.kiyomura.co.jp/の2012年11月~2014年10月のアクセス推移

やはり、ここ2年間のPR効果はかなりあったと考えられます。2013年、2014年ともに11月から1月にかけて約3倍のアクセスの伸びが見られます!

本当に築地効果なのか?

とは言っても、これが初競りでののPR効果だけなのかがわかりません。というのも、正月は日本中が寿司を食べたくなって、どの寿司店のサイトも急激にアクセスが伸びている可能性もあるからです。この可能性を探るために、同じ寿司業界の他のサイトと比較してみました。

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全国の回転寿司チェーン店でおなじみ「かっぱ寿司」とアクセスを比較してみたところ、なんと初競りの1月には「かっぱ寿司」が逆にアクセスが減っているという結果に!

この結果を考えると、1月の初競りが「すしざんまい」にとって大きなPR効果があり、競合のサイトに普段ならアクセスする人までサイトに導いていることが推測されます。

CMに力を入れている競合のアクセス数はどれくらい?

ここまで調べると、寿司業界全体のアクセス動向はどうなっているのでしょうか?

ということで、CMにも力を入れている「くら寿司」や「スシロー」を比較に加え、4社のサイトアクセスを分析してみました

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※寿司店4社のサイトの2012年11月~2014年10月のアクセス推移

やはり、CMなどに力を入れているこの2社はかなりのアクセス数を稼いでいます。この2社は「すしざんまい」「かっぱ寿司」を頭一つ分抜け出ていて、この2社が同じようなアクセス数で競っている状況となっています。

アクセス数2強の企業のWEB活用を分析する!

さて、ここまで分析すると、気になるのが頭一つ分抜けている「スシロー」と「くら寿司」です。なぜこの2社は他を引き離しアクセス数を増やすことができているのでしょうか?

検索流入に強い「スシロー」

現在(12月21日)アクセス数が1位のスシローですが、スシローはどこに強みがあってアクセスを稼いでいるか。

分析をすると、スシローは検索、特に自然検索に強みを持っていることがわかりました。それぞれのブランドキーワードでの検索シェアは、「くら寿司」と僅差ながらも「スシロー」が1位となっています。

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また、多くの人が寿司店を探すときに検索するであろう「回転寿司」というキーワードでのアクセスシェアも調べたところ、スシローが1位となっています。このように自然検索に強いのがスシローと言えるでしょう。

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※水色が「スシロー」、オレンジ色が「くら寿司」を表しています

facebookいいね数が1万9千超え、ケータイ予約、ネット通販の「くら寿司」

調べたところWEBに最も力を入れていると思われるのが「くら寿司」です。アクセス数だけを見れば、「スシロー」とほぼ互角の勝負をしていますが、くら寿司がスシローよりも50店舗も少ないことを考えるとかなり高いアクセス数を維持していると言えます。

facebookページのいいね数も1万9千を超えソーシャルメディアも活用していることがわかります。

そして、「くら寿司」には他の3社が取り組んでいない待ち時間を減らせるケータイ予約サービスやネット通販も展開しており、WEBを大きく活用していると言えるのではないでしょうか。

ケータイ予約システム|くら寿司 ホームページ

話は戻って、実際広告効果ってどれくらいだったの?

さて、少しだけ道を逸れて「スシロー」「くら寿司」のサイトについて見ていきましたが、「すしざんまい」PR効果の話に戻りましょう。初競りで毎年話題になる「すしざんまい」ですが、実際広告効果はいくらになったのでしょうか?

寿司店舗数から見る、1店舗当たりのアクセス数

先に見てきたように初競り効果で「すしざんまい」のアクセスが伸びているとは言え、他の3社と比べてアクセス数は劣っていると言えます

実は、「すしざんまい」はそもそもの企業の大きさが実は他の3社と比べてあまり大きくありません。各企業の寿司店の店舗数を調べると、「かっぱ寿司」「スシロー」「くら寿司」が300店舗以上をそれぞれ展開しているにもかかわらず、「すしざんまい」は56店舗という少なさです。(2014年10月時点)

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これを考慮して、初競りが行われる1月(ここでは2014年1月)の月間1店舗あたりのアクセスシェアを見てみると…

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※2013年11月~2014年11月までの1店舗あたりのアクセス推移

すしざんまいが1位に!!!やはり、初競り効果はかなり高いことがわかります。大きな規模でないにせよ「すしざんまい」は初競りで大きな恩恵を預かっていることがわかります。

※ここでの分析はSimilarWebで表示されたそれぞれのサイトの月のアクセス数を、2014年10月時点の店舗数で割っているので、確実な数字ではありません。ご了承ください。

 リスティング広告ならどれくらいの費用がかかるのか?

最初に見たように、「すしざんまい」は初競りのある1月にアクセス数が増加する前の平均の月間アクセス数と比べると約3倍の増加を記録しています。数値で言うと、約2万セッションの増加です。

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では、この数値を実際のリスティング広告で取ろうとするといくらになるのでしょうか?

例えば、「すしざんまい」のターゲットとなる人が検索するであろう「東京 寿司」ではクリック単価が103円(12月21日現在)となります。仮に検索ボリュームなどの細かい部分は考えないとして、単純に2万クリックされると考えると、単純計算で103×2万=203万円となります。

キーワード プランナー Google AdWords

実際は、出稿するキーワードごとに入札価格も違い広告運用者次第で費用は変動しますが、現在リスティング広告をやっていない「すしざんまい」がリスティングを始めて2万クリック増やすとなると、人件費などもかかりますので、ざっと250万円以上はかかるのではないでしょうか

テレビや新聞でのPR効果まで考えると広告効果は40億円!?

とは言え、アクセス数の伸びは広告効果の一部でしかありません。サイトだけではない広告効果が他にも出ているはずです。 それをだいたい予測しているのが以下の記事です。

1億5千万円初競りのすしざんまい「広告効果は40億円」(経済) – 女性自身

記事によれば、1億5千万円で落札した2013年の広告効果は40億円にもなると言うのです。とすると、たった736万円で落札した2014年のPR効果はかなり費用対効果の高いPRと言えるでしょう。

2015年の落札額はいくらになるのか?

さて、ここまで「初競り」と「すしざんまい」というキーワードから、業界全体のサイトのアクセス動向や初競りのPR効果などを分析してきました。となると、最後に「じゃあ来年は?」ということが一番気になるところです。

おととしの1億超えの落札価格については「すしざんまい」の喜代村のライバルとなる企業が現れない限り、まずないと言っていいでしょう。1000万円という数字ですら、ライバルであった「板前寿司」の台頭がなかったら出なかった数字です。

では、今年も700万円~800万円で落札されるのでしょうか?

実は、2015年の初競りから新しく参戦する企業が最近報道されました。それは、株式会社築地すし好です。同社の代表によれば、

価格ではない『本物の一番鮪』を仕入れます。今が旬、食通が唸る最高級の大間のマグロが、順当に水揚げ出来れば仕入れる予定です。」(代表 成田仁孝)

とあり、”価格ではない”と公言しているので、価格競争に参戦してくるかはわかりませんが、注目でしょう。

このようなライバルとなる可能性のある企業の参戦と、狙いたいPR効果を考えると2015年は1000万円以上の大台になってもおかしくないのではないでしょうか。

さいごに:あなたの落札予想はいくら?

ここまで、寿司業界のサイトの概観や、初競りのPR効果などを見てきましたがいかがだったでしょうか?

こうやって、色々な分析や考察を加えて「初競り」のニュースを見てみるのも面白いものです。

最後にはじめにもお伝えしましたが、今回の分析で使ったSimilarWeb PROの正式代理店のGapriseでは年賀企画として、初競り予想キャンペーンを行っております。やることは簡単、2015年の初競りの価格を予想して一番近かった人にマグロをプレゼントというものです。

2015年の運試しに試してみてはいかがでしょうか。それでは良いお年を!

GAPRISE年賀企画実施中!!画像をクリックしてマグロを手に入れましょう!(※マグロプレゼントキャンペーンは2014年1月4日で終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました!初競り結果は以下の画像をクリック!)

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