『モバイルの覇者マイナビ』 vs. 『リスティング広告の鬼リクナビ』!アクセス分析的視点から徹底比較

就活サイト比較

こんにちは、インターンの橋本です!

3月1日から2017卒就活が解禁になりましたね! 私も1年後には、就活していると思うと身が引き締まる思いです。

ということで、今回は「就活が近づいてきたシリーズ」第2弾!(第1回はこちら:『グノシー』『LINE』『Yahoo』・・・5つのニュースアプリ比較分析から見えてくるユーザー層の違い | SimilarWeb日本公式ブログ

「そもそもマイナビとリクナビってなにが違うの?」

「就活サイトってどれくらい使われているの?」

「なかなかつながらないエントリー開始日には、どれくらいアクセスが集中しているの?」

という誰もが一度は抱いたことがある疑問を解決すべく、調査を行いました。

調査対象とする就活サイト

今回調査する就活サイトは、掲載社数ランキングトップ2のこちら!

それぞれ、就活生をターゲットとしているURLだけを調査対象としています。

それぞれの概要をおさらい

マイナビ

就職ナビサイトでは第二位の規模を誇るナビサイトです。大手、大手子会社、中小、ベンチャーまで、幅広く求人が掲載されている …(中略)… 就活お助け情報がかなり充実しているのも特徴です。

リクナビ

言わずと知れた、リクルートが運営する最大手就職サイト。求人登録数、規模、どれをとってもNo1です。

出典:必ず登録しておきたい!就職サイトのおすすめランキング10 | 賢者の就活

ふむふむ、それぞれ強みを持っているのですねえ。

それでは、これら2つのサイトを分析していきましょう。

(注:本記事で扱っているデータはあくまでSimilarWeb独自に収集・処理したデータのため、実際の値とは多少ズレが生じている可能性がございます。あらかじめご了承ください。)

アクセスシェア比較

まずはデスクトップとモバイル、両デバイスからの総アクセス数を比較してみます。
マイナビとリクナビのデスクトップとモバイルからの総アクセス比率

総アクセス数はほぼ互角ながらも、マイナビが700万ほど多いという結果に。

続いて、デスクトップとモバイルからのアクセスを分けて比較してみましょう。

マイナビとリクナビのデスクトップとモバイル比較

注目すべき点は2点。

  • デスクトップよりもモバイルのほうがおよそ3倍のアクセスを誇っているということ。
  • アクセスシェアの首位が、「デスクトップではリクナビ」、「モバイルではマイナビ」と逆転しているということ。

アクセス数をただ比較したに過ぎないとは言え、「最近の就活はスマホファーストなのか?」「デスクトップは本当に利用されにくいのか?」などと様々な疑問が生まれてきます。

どうやらデスクトップとモバイルでは、それぞれの使用実態には大きな差がありそうです。具体的な差異を比較してみましょう!

とはいえ、就活生の情報収集はPCメイン!?

デスクトップとモバイルにおける、より詳細なエンゲージメントの比較がこちらです。

マイナビ・リクナビのエンゲージメント比較

注目すべき点は2つあります。

  • 両者ともデスクトップにおけるアクセスのほうがモバイルにおけるアクセスよりも「深く見ている」ことがうかがえるということです。「滞在時間」「平均ページビュー数」ともにデスクトップからのアクセスのほうが大きい値となっています。これはまさに、就活サイトにおける就活生の情報収集はPCメインであることを示しています。
  • デバイスに関係なくマイナビユーザーはリクナビユーザーよりもサイトをより長く利用し多くのページを閲覧する傾向にあるということです。マイナビは企業情報だけでなく、就活お助け情報も充実しているだけに、ユーザーがより回遊する傾向にあるというのは推測に難くないでしょう。

このように、エンゲージメントを見る限りでは、マイナビのほうがユーザーに「たくさん」利用されているようにも見えます。

しかし、流入元を分析していくと、隠れたリクナビの特徴が!

リクナビはリスティング広告が主軸

こちらがマイナビとリクナビの流入元概観です。

 マイナビとリクナビの流入元概観

マイナビはダイレクト(直接のアクセス。つまり、URLをダイレクトに打ち込んだり、ブックマークからの流入)で圧勝しています。リファラル(参照。つまり、他サイトからのリンクによるアクセス)では両者はしのぎを削っている一方、自然検索からの流入においてはリクナビが大きくまさっています

この裏には実に興味深い事実が隠れていました。

リクナビはリスティングからの流入がマイナビの4倍!!

リクナビとマイナビの「有料検索流入の比率」を調査したところ、なんとリクナビはマイナビの4倍という結果に。

マイナビとリクナビの有料検索流入の比較

驚くべき差ですよね。

ためしに、「就活」というワードを含む有料検索流入語だけを抽出してみると、リクナビがほとんどのトラフィックを獲得しています。

有料検索におけるトラフィックシェア比較

「就活」というビッグワードを含んでいるので、CPC(広告がクリックされるたびに、広告主に課金される金額)もなかなか高いですね。

おそらく、リクナビは莫大なリスティング広告費を投下していると推測されます。

マイナビの有料流入は、リクナビの1/4。しかし総アクセス数では、マイナビのほうがまさっています。マイナビは「自然検索に強い説」がにわかに濃厚になってきますね…。独自のSEOノウハウがあるのかも?!

毎年恒例「就活サイト登録祭り」。確実に登録したいなら1日だけ待てばよし。

例年、エントリー受付開始日には、アクセスが集中し接続しにくい状況が発生しています。マイナビ2017・リクナビ2017が受付開始した2016年3月1日にも、「アクセスできない」「登録できない」といった就活生の嘆きの声がSNSで多く見られました。

スタートダッシュを切りたい就活生にとっては歯がゆいことこの上ない!!

ところが、’15卒の使用実態を調査したところ、開始日からたった1日でアクセスは激減することが判明しました。

 マイナビとリクナビのアクセス数推移

黄色線で示したところが両サイトのエントリー開始日(例年3月1日)です。

アクセスは前日から集中し始め、3月1日でピークを迎えています。これは、例年の「日付変更と同時に登録しようと頑張る就活生たち」の動きを如実に反映しています。

エントリー開始一週間前のアクセス数と比較すると、マイナビはおよそ7倍、リクナビはおよそ4倍に跳ね上がっていました。

しかし、3月2日の詳細なアクセス数を調査したところ、マイナビはおよそ34%減、リクナビは12%減っていました。3月3日にはほぼ平常通りのアクセス数に落ち着いていたんです。

アクセスが集中して登録できなくても、せいぜい1日か2日待てばOKなんですね。

「どうしても先着順説明会に参加したい」というのでなければ、あまり焦る必要もないのです。むしろ、説明会エントリーフォームを自社サイトに設けている企業も多いので、そちらを確認してみるのも手かもしれません。

アクセス分析的視点では、両者はこれほど異なる。

今回明らかになった事実は以下の通りです。

  • 就活サイトでは、アクセス数という量的な面ではモバイルが優勢で、滞在時間やページビュー数などの質的な面ではデスクトップが優勢
  • リクナビはリスティング広告などの有料検索流入獲得に力を入れているが、総アクセスではマイナビにおくれをとっている。
  • エントリー開始日にはマイナビには普段の7倍、リクナビには4倍のアクセスが集中するが、これは1~2日で下火になる

一見、どちらも似通ったサイトであると思われましたが、アクセス分析的な視点から見るとこんなにも個性的だったんです!

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橋本 拓実

大学2年次の2015年10月より株式会社ギャプライズに長期インターン生として入社。専攻は心理学。

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