【2016上半期】SimilarWebPROアップグレード内容まとめ

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*この記事はSimilarWebのデータを使用しています。文中で取り上げられるデータは統計処理などをおこなった類推データを含みます。また、アプリ分析によるデータはすべてandroidのみのデータであり、iosのデータは含まれておりません。

以下はSimilarWeb公式ブログの機能アップグレードに関する翻訳記事です。また、画像はすべて原文より引用したものです。

有料で出ていくリンク機能追加:2016/1/25

SimilarWebの有料で出ていくリンク機能

(翻訳元記事)Outgoing Ads – An Important Tool for the Online Advertising and Affiliate Industries

ディスプレー広告からの流出先が確認可能に。

解析対象サイトから出ていくリンク先、その中でもディスプレー広告からの流出先の把握ができるようになりました。これにより以下に関するインサイトが得られるようになりました。

  • 有料リンクに基づく広告主の利用者興味
  • 提携する広告主のタイプと生み出すトラフィック規模に基づく広告主の質
  • 広告主のおおよその出稿料(トラフィックボリューム×想定CPC/CPAに基づく

使用例

潜在的な広告主の発掘

ニューヨークタイムズ(nytimes.com)を解析したところ、有料流出トラフィックの多くが日用品、特に衣類や家電製品に属していることが分かります。

SimilarWeb,有料で出ていくリンク使用例

最もユーザーが流出しているリンク先はAmazonであるものの、(恐らくAmazonの広告システム経由)mackweldon.comのような個人の広告主もランクインしています。また6に入ったのはlumosity.comという脳トレーニングゲームのサイトです。

SimilarWeb,有料で出ていくリンク使用例

ニューヨークタイムズの競合はこの点について追及し、このサイトや類似サイトへの広告枠提供を検討する必要があるかもしれません。

アドネットワークのエコシステム把握

2つの競合サイトを比較する際、それぞれが提携している上位のアドネットワーク、またそれぞれのアドネットワークにおいて競合とどれだけ流出シェアを取り合っているのかを確認できます。

この機能は、リーチを伸ばしたいと考えているアドネットワーク会社も有効活用できます。

例えばニューヨークタイムズとウォールストリートジャーナルを比較していみると、Amazon Ad Systemにおいてはニューヨークタイムズの流出シェアが圧倒的です。

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これを受けてAmazonでは、wsj.comへの流出を増やしていくべきと言えるでしょう。

また10位にインドのアドネットワーク会社「VCommission」、13位に「Google India」が入っており、ウォールストリートタイムズの流出シェアが大きいことから、インド関連のアドネットワークとの強いつながりを持っている可能性が見えてきます

このことはインドのアドネットワーク会社にとって重要な情報となるでしょう。

トラフィックソースの概観機能をアップグレード:2016/1/28

SimilarWeb、トラフィックソースの概観機能

(翻訳元記事)Traffic Sources Overview – Breakdown by Traffic Source

広告からの流入ボリュームを確認可能できる

「トラフィックソース>概観」に以下の2つの機能が追加されました。

  • トラフィックソースの概観グラフにPaid Search」「Display Ads」を追加

SimilarWeb、トラフィックソースの概観機能使用例

  • トラフィックソース別にフィルタ分けして表示が可能

SimilarWeb、トラフィックソースの概観機能使用例

競合サイトが得ているトラフィックシェアを異なる経路ごとに比較して把握できるようになりました。ここでは効率的な有料/無料チャネルの割り振り、あるいはどこに出稿すべきかについてのインサイトに触れてみます。

使用例

例としてTravelocityOrbitzの有料/無料流入経路の概観を比較しました。

SimilarWeb、トラフィックソースの概観機能使用例

この機能による2社間比較で、以下の3点が分かりました。

  1. 直接流入は2社共にトップ。(特にOrbitzは群を抜いて直接流入に頼っている)
  2. リスト内で4番目に上がるのがリファラル内のkayak.comというサイトです。このケースでは、Travelocityの方がより多くこのサイトから集客をしています。
  3. Orbitzの自然検索流入を見ると、GoogleYahooともに6割ほどのシェアを占めています。

SimilarWeb、トラフィックソースの概観機能使用例

総トラフィック数の表示:2016/2/14

SimilarWeb、総トラフィックの表示

(翻訳元記事)Total Traffic for Any Website and Fresh Mobile Web Data

(※国別フィルターを日本に設定して行うと適用されない機能です)

精度向上によって直近28日間のデータが確認可能に

  • 訪問セッション数、エンゲージメント数値について、デスクトップ・モバイルデータの総数が表示されるようになりました(今まではデスクトップのみまたはオプションでモバイルのみのデータが確認できるだけでした)
  • モバイルデータ精度向上に伴い、“Last 28days(直近28日間)”での解析が可能になりました

使用例

米国内で主要のアパートデータベースサイトであるApartments.comは、今年初めてスーパーボウルで宣伝を行いました。この会社は、3つのうち2つのティーザー広告を試合の一週間前に公開しています。

今回追加されたデスクトップ・モバイルを含めた流入概観をlast 28days(1/12-2/7)の期間で見ることで当サイトにおけるトラフィック・エンゲージメント指標、そしてティーザー広告が与えた影響について以下のデータが得られました。

  1. 総セッション数:1,072万セッション(うちデスクトップ430万、モバイル642
  2. 流入割合:デスクトップ40.11%:モバイル59.89%
  3. 平均滞在時間:05:43(デスクトップ07:37、モバイル04:26)
  4. 流入数がピークに達した2月1日(ティーザー広告公開直後)のセッション数は448,303(デスクトップ176,426、モバイル271,877)

SimilarWeb、総トラフィックの表示

備考(有料版ユーザー)

  • 長期のデータに関してはデスクトップのみのデータ表示になります。(過去18か月前まではデスクトップ・モバイル総数表示可)
  • 「worldwide」フィルタ及び17ヵ国のフィルタで対応(日本は未対応)
  • 現段階では「ウェブサイト利用者>概観」機能のみに対応。今後他機能部分にも実装予定です。

カスタムダッシュボード機能の導入:2016/3/21

SimilarWeb、カスタムダッシュボード機能

(翻訳元記事)Introducing Custom Dashboards in SimilarWeb

欲しい情報のみ獲得できるように組み合わせ可能

ニーズに応じてドラッグ&ドロップの簡単操作で指標を組み合わせたダッシュボードを作成できます。またダッシュボード上から、より詳細な指標へもアクセスできます。

これにより、以下のデータが獲得できます。

  • 主要な競合における訪問数・エンゲージメント指標の変化率の把握
  • 異なるトラフィックソースのデータを並べて比較
  • 一つのダッシュボード内でクロスデバイスの解析結果を表示
  • 国ごとのウェブサイトトラフィック/アプリの利用状況の違いを解析

SimilarWeb、カスタムダッシュボード機能の使い方

ダッシュボードに追加可能な指標

サイト分析
  • リファラル
  • 総セッション数
  • 平均滞在時間
  • 直帰率
  • 平均PV
  • トップキーワード(ブランド名を除く)
アプリ分析
  • アプリストアランク
  • Usageランク
  • インストール率
  • DAU

編集可能な要素

  • 国籍フィルタ
  • データ抽出期間(28~36か月前)※プラン内容に依存
  • 表示方法(円グラフ,テーブル,Single metric,グラフ)
  • データの粒度(日//月ごと)

※デスクトップ/モバイルの切り替えも可。

使用例

インドのEC業界

インドのショッピング業界を例にとってみましょう。

全デバイスのトラフィック数ではAmazon.inがトップの数値を出しているものの(①)、モバイルに関しては、モバイルオンリーの戦略を取っているフリップカートがシェアをより獲得しています(②,③)

しかし、Amazon India Shoppingのインストール数は成長傾向を見せているため(④)、フリップカートはこの変化をモニタリングしていくべきであると言えるでしょう。

SimilarWeb、カスタムダッシュボード機能の利用例

Travelocity vs. Expedia

今度はイギリスの航空業界に目を向けてみましょう。

この市場内でトップを争っている、TravelocityExpediaの検索流入キーワードを比較したところ、Travelocity.com“Cheap Flight(格安航空)”というキーワードでのシェアを100%獲得していることがわかりました(①)

またこれら両サイトのトラフィックシェアを把握すると、TravelocityExpediaと比べて世界規模(②)でのシェアよりもイギリスでのシェア(③)が高いことも見えてきました。

過去6か月間でのトラフィックの推移をみると、イギリスで大半のシェアを確保するExpediaはやや減少傾向であるのに対して、Travelocityは徐々に増加(④)しています。

アプリ面ではExpediaの方が遥かに高いUsageランクですが、逆に月次の成長率(⑤)に関してはTravelocityがかなり成長傾向にあります。

SimilarWeb、カスタムダッシュボード機能の利用例

「ウェブサイト利用者」機能に関するアップデート:2016/4/25

(翻訳元記事)The New & Improved Website Audience Overview Section

コンテンツの変更

ウェブサイト解析時、「関連するアプリ」を表示

SimilarWebのウェブサイト解析時に『関連するアプリ』を表示する機能

セッション数直下に先月比成長率を表示

SimilarWebのセッション数直下に先月比成長率を表示

デスクトップ/モバイルのシェア比の円グラフを表示

デスクトップ/モバイルのシェア比の円グラフを表示

業界分析機能の改良:2016/6/14

業界分析機能の改良

(翻訳元記事)Revamping Industry Analysis – A New and Improved View of your Industry and Market

  • データ精度の向上
  • データ抽出期間に“Last 28days”,”過去3カ月間までの期間が追加(これまでは直近1か月のみ)

データ抽出期間に“Last 28days”,”過去3カ月間まで“の期間が追加(これまでは直近1か月のみ)

  • 業界分析のトラフィックソースで全トラフィックソースデータが表示されるようになった(今までは検索・SNS・リファラルのみだった)。グラフ内でも各経路の数値が表示されるように変更

業界分析のトラフィックソースで全トラフィックソースデータが表示されるようになった(今までは検索・SNS・リファラルのみだった)

  • Top Keyword”機能の追加:業界内に最も送客しているオーガニック/有料キーワードのランキングを表示

国籍フィルタと組み合わせることで、国内市場で最も人気のあるブランドや商品キーワードを知ることで、製品の宣伝・SEO対策に役立てることができます。

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カスタムカテゴリ機能の実装:2016/6/28

カスタムカテゴリ機能の実装

(翻訳元記事)Creating Custom Categories in SimilarWeb PRO

どんな機能?

業界分析内で、既存のカテゴリーと同様のカテゴリーを自由に作成できるようになりました。(カテゴリ内に100サイトまで登録可)

※一部プランにて利用可能です。

目的別カスタムカテゴリ作成例

直接の競合

調査対象業界独自の競合状況における自社の立ち位置を知る。

優良サイトカテゴリ

成功しているサイトがどのようにトラフィックを得ているかを把握する。

会社全体のパフォーマンス

特定のグループ会社が所有している複数のドメインをモニタリング(例:ebay.com,ebay.in)。

パートナーカテゴリ

自社のサプライヤー・顧客・アフィリエイトサイトのパフォーマンスを把握。

使用例

学級管理アプリ開発会社のマーケティングチームは、パフォーマンスの良い広告出稿サイトで広告出稿をしようと考えています。

そこで、20の異なるサイトをカスタムカテゴリに登録し、その中で最もパフォーマンスの良いサイトをトラフィックシェアとエンゲージメント数値に基づいて特定することにしました。

これにより、各サイトのトラフィックソースやその質を確認することが可能になります。

先月比の成長率順ソートも可能なので、ここから最も予算を使うのに相応しいサイトの決定を促し、ROIの改善を図ることができます。

カスタムカテゴリ機能の使用例

業界分析機能の改良②:2016/7/21

(翻訳元記事)Zero in on Your Industry

「業界分析>Industry Overview」内のアップグレード

  • 250カテゴリー、60以上の国籍フィルタに加えてカスタムカテゴリでも概観表示が可能
  • 1セッションあたりの滞在時間・PV数・直帰率の業界平均値が表示可能
  • 直近28日間~3か月前までのデータ抽出が可能
  • 選択された業界内で最も送客をしている上位5か国を表示
  • 選択された業界内で最も送客をしている上位5サイトを表示

使用例

市場のベンチマーキング

米国並びにインドのショッピング業界を比較した際、以下の点が明らかになりました。

  • インドのショッピング業界のデスクトップからの流入数日次推移(2016.4~6)

インドでは、日曜日に最も購買傾向が弱まる。土曜に最も下がった後に上昇し、月曜でピークを迎えるアメリカ市場とは正反対の傾向を示しています。

業界分析機能の改良、使用例

  • アメリカのショッピング業界のデスクトップからの流入数日次推移(2016.4~6)

アメリカのショッピング市場はインドと比べ非常に大きく、エンゲージメント数値も良好です。

業界分析機能の改良、使用例

キーワード分析:2016/8/10

(翻訳元記事)Take a Deep Dive with Keyword Analysis

どんな機能?

あらゆるキーワードに対して、どのサイトにトラフィックが集まっているかを把握できる機能です。シェアを獲得したいキーワードを分析し、ベンチマーク先を絞っていくことができます。

企業内においては、以下の様なポジションの方々も有効活用可能です。

SEO/PPCマネージャー

新規に最適化へ注力しようとするキーワードがどれほどの価値があるかを見極めるのに適しています。競合状況を知る事でそのキーワードで自社サイトへどれほど流入を獲得できるかを図ることができ、また手つかずのキーワードが秘める潜在的な利益への理解を深められます。

PPCマネージャー

キーワードごとのマーケットシェアと、特定のキーワードに対してどのLPが最も成果を出しているかを理解する。

コンテンツマネージャー

業界内のトレンドキーワードに基づいたコンテンツ作成をすることで、自社ウェブサイト・ソーシャルページへのオーガニック送客を促す。他社がどのようなキーワードをコンテンツに組み込んで最適化を行っているか把握する。

使用例

ここでは「samsung galaxy s7」でキーワード分析(2016/6)を行ってみました。

332件の自然検索、329件の有料流入をしている競合サイトが把握できています。

キーワード分析使用例

キーワード分析使用例

ユニークユーザー数表示:2016/8/21

どんな機能?

「ウェブサイト利用者>概観」にて、ユニークユーザー数(UU数)を知ることができます。この数字は指定された期間に何人の人間がサイトを閲覧したかを示しています。つまり、サイト訪問者のサイズとリーチを知ることが可能になりました。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

【翻訳記事】新登場:ユニークビジター機能 ― サイト訪問者をもっと理解するために

SimilarWebは常に様々なアップデートがリリースされ、その度により上質な解析データ・より核心を突くインサイトを提供できるツールとして進化し続けています。

今回ご紹介した新機能の中には有料版のみ実装されているものもありますので、ご興味がありましたら是非お問合せくださいませ。

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SimilarWeb 編集部

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