【翻訳記事】インデックス整理で平均検索順位を26%向上させたSEOの手順

*この記事はSimilarWebのデータを使用しています。文中で取り上げられるデータは統計処理などをおこなった類推データを含みます。また、アプリ分析によるデータはすべてAndroidのみのデータであり、iOSのデータは含まれておりません。

以下はSimilarWeb公式ブログ”How We Improved Our Rankings by Losing Half a Million Organic Visits“の翻訳記事です。また、画像はすべて原文より引用したものです。

「クリックの増加」と「エンゲージメントの上昇」どちらの方が良いのか。

量と質のどちらを優先するかということは、SEOの専門家たちのなかで古くから議論されている議題です。

そして、どちらに注目するべきかということは自社のSEO施策に大きく影響します。

そこで下記のメソッドを用いて実験を行いました。

その中で我々は、極めて低いCTRや低いエンゲージメント(高い直帰率・短いサイト滞在時間・少ないセッションごとのページ閲覧数など)を含むページのインデックスをやめたことで、検索ランキングの上昇を記録しました。

SimilarWeb.comのSEO戦略

2016年の上半期では、我々のサイトトラフィックのうち50.5%が自然検索からのものであり、最も重要なトラフィックソースでした。

我々のSEO戦略は独特である反面、非常に複雑なものでもあります。というのも、我々のサイトであるsimilarweb.com1億以上のページから成り立っているのです。

その中にはブログやレポート、知識ベース内のページなどの静的なものもあれば、一方でウェブサイト分析ページやアプリ分析ページのような動的なもの、トップサイト一覧トップアプリ一覧のようなページもあります。

我々は世界中のあらゆるサイトデータを保持し、これらのサイト分析ページへは検索でアクセスが可能となっています(下の airbnb.comの画像はその一例です)。

その中には、もちろんポルノサイトのデータも含まれてきます。

つまり、アダルトサイトを検索しているユーザーが、検索結果から(恐らく思いがけず)我々のサイトに行き着くこともあるのです。

このようにして我々のサイトに行き着いてしまうユーザーは、自然検索からの流入量にある程度の影響を与えていますが、多くの場合は質の低いものです。

我々はこの質の低い流入を問題と捉え、解決するために深く掘り下げていくことにしました。

最適化の手順

まず最初のステップとして、Google Analyticsを使いどのページが最もエンゲージメントが低いかを突き止め、自然検索からそのページへ流入したユーザー情報のみを洗い出しました。

また、 Google Search Consoleを使ってインプレッションが高いにもかかわらず、CTRが低い検索クエリについても調べました。

このふたつのデータを組み合わせ、これらのうちリードを獲得したり、セールスファネル(見込み客の絞り込み)に役立っているものがあるかを確認しました。

すると、案の定これらのページは質の低いサイト訪問ばかり生み出しており、リード獲得にほとんど役に立っていないと判明しました。

そこで、最終的にそれらの情報から検索エンジンから除外するページのリストを作り、それらすべてにnoindexタグを実行しました。

実施の結果

アダルトサイト分析ページのインデックスをやめてほとんどすぐに、検索トラフィック量が急落しました。一か月のうちに数十万もの自然検索からの流入が減ったのです!

しかしインデックスをやめたのが6月なので、5月と7月のデータを比較すれば検索訪問の質が向上したのではないかと考え調べました。

全体として、この結果は大成功と言えるものでした。

2016年5月と7月のエンゲージメントを比べると、直帰率は42%改善され、セッションごとのページ閲覧は34%増加、平均サイト滞在時間は65%上昇しました。

このサイトエンゲージメントの改善だけでも励みになりますが、インデックスをやめてから起こった良い変化はこれだけではありません。

自然検索に用いられる多くの検索キーワードで、検索ランキングが上昇したのです。

例えば、 5月には“website ranking”での検索ランキングは3位でしたが、7月には1位まで上がりました。また、“app rankings”においても9位から4位に変化しました。

全体で見ると、平均の検索ランキングが26%上がり、平均CTRは23%改善したのです。

結論:ユーザーエンゲージメントこそがSEOのカギ

ユーザーのエンゲージメントを高めることはSEOにおいて非常に重要であり、検索結果の改善には欠かせない指標でもあります。

ビジネスに対して価値を生み出さず、エンゲージメントも低いトラフィックを多く抱えている場合、なにか対策を講じるべきです。

この問題の解決にはトラフィックの減少がともなうように思われるかもしれませんが、長い目で見るとサイトエンゲージメントの改善に繋がります。

そしてまた、そのことはSEOの改善にも結び付くのです。

著者:ロイ・ヒンキス

若くしてSEO分野の先駆者として活躍し、現在はSimilarWeb社のSEO主任とデジタルマーケティングエバンジェリストを務める。10年以上のオンラインマーケティングでの経験とアフィリエイトマーケティング、ソーシャルメディア、SEOでの専門知識を持つ。

The following two tabs change content below.
宇田 萌人

宇田 萌人

2016年6月より株式会社ギャプライズに長期インターン生として入社。専攻は文芸翻訳。ライター業務に興味を持ち勉強中。

▼参加無料▼11月10日(金)TED登壇マーケターなど豪華講演多数!6000社のデジタルマーケティング戦略が集結 SimilarWeb 「DVJ2017」申し込み受付中!

デジタルビジョンジャパン2017