【化粧業界 タイ編】2つのデータから見る世界市場解析レポート

シンガポール、インドネシア、フィリピンなど、経済成長が止まないASEAN諸国。

加盟国全てを合算した人口は6億人を超えます。

この巨大マーケット、ASEAN市場における化粧業界で最も売上高が高い国。

それが、本稿で取り上げる”タイ”です。

人口はインドネシア、フィリピン、ベトナム、に次ぐ4番目の多さ。

ところが化粧品売上高においては人口の順位に関わらず、ASEAN諸国内でトップの売上高を記録。

化粧企業において、売上増加の好機を狙えるマーケットです。

本稿では、タイの化粧市場調査レポートによる売上高を用いたオフラインデータ、そしてマーケットインテリジェンスツールSimilarWebを使ったオンラインデータの2つを用いて、タイにおける化粧品業界の現状を解読していきます。

大手企業3社が均衡する、熾烈な市場争い

2021年には75億米ドルの巨大市場へ

タイの化粧品市場は年々拡大し、2021年には約75億米ドル規模に到達されると予測されています。

ASEAN諸国の中でも今注目の市場と言えます。

ちなみに、先進国のアメリカインド、そして日本はさらに大きな市場規模です。

  • アメリカ:2021年には約750億米ドル規模
  • インド:2021年には約170億米ドル規模
  • 日本:2017年時点で約1兆円規模

先進国等と比較するとまだまだ売上規模は小さいですが、今後成長が期待される市場です。

続いて、タイの化粧品市場においてどの企業が市場占有率が高いのかを見ていきます。

復習

タイの市場プレイヤーを見ていく前に、世界の主要プレイヤーを確認します。

現在、世界の化粧品市場を占めているプレイヤー上位5位はこちら。

  1. フランスのL’Oréal
  2. オランダとイギリスに本拠を置くUnilever
  3. アメリカのProcter & Gamble(P&G)
  4. 同じくアメリカのEstée Lauder
  5. 日本の資生堂

化粧品市場 グローバルプレイヤー上位5社

欧州、米国が市場を席巻していますが、実際の輸出量は全体の半分が欧州で占めています。

そして、昨今では新しい販促チャネル獲得のために数々のM&Aが実施されているのが、世界の化粧品市場概況です。

【市場調査】世界の化粧品業界完全解析レポート

詳細は「【化粧業界 タイ編】2つのデータから見る世界市場解析レポート」をご覧ください。

ここからは、タイの化粧品市場における主要プレイヤーを見ていきます。

P&G、L’Oréal、Beierdorf。熾烈な市場争奪戦。

タイでは世界市場において売上高3位のP&G、1位のLOREALが均衡。

2017年 タイ化粧品市場における主要企業売上高割合

また、BeierdorfもP&GとLOREALと同様の市場占有率を占めています。

日本ではあまり耳にしないBeierdorf。

どのような会社なのか、少し深掘りしていみます。

Beierdorfって?

Beiersdorfはドイツに拠点をおき、世界中に150以上の関連会社をもった130年以上続くグローバルスキンケア老舗企業です。

実は日本でも有名なとあるブランドは、Beiersdorf社と関連があります。

それは、”ニベア”です。

ニベアは日本の花王株式会社とBeiersdorf社による合弁会社。世界展開の一環としてタイにも進出し、現在では国内供給のみならず全43カ国に輸出もしています。

Web市場を席巻しているのは、タイ独自のEC。

データ抽出方法

SimilarWeb独自のアルゴリズムから抽出した”美容とフィットネス/コスメ”カテゴリーにおいてタイ国内からアクセスされた情報のみを抽出。

モバイルからの流入は減少傾向

まずはじめに、市場全体のアクセストレンドを見ていきます。

タイ化粧品アクセストレンド デスクトップvsモバイル

全体のアクセス数は減少していますが、現在は横ばい傾向。

以前はモバイルからの流入が多い傾向にありましたが、直近ではデスクトップからの流入と同程度となっています。

トラフィック縮小傾向の中、唯一占有率を増やすEC

続いてタイ市場においてどの化粧品関連サイトへのトラフィックシェアが多いのか、“Web上”における主要プレイヤーを見ていきます。

タイ化粧品業界アクセストレンド トラフィックシェア

市場全体として下降トレンドの中、beauticool.comのみトラフィック数が増加傾向にあります。

2位との差が22%と、下位を大きく突き放しています。

一体、どのようなサイト何でしょうか?

beauticool.comとは?

beauticool.comはタイで展開されている、化粧品商材販売をメインとしたECです。

化粧品ECサイト beauticool

下記はサイト内の紹介文を翻訳した内容です。

アメリカ、ヨーロピアン、韓国、日本、世界中の女性向けコスメ300ブランド、5000商品取り揃え、お手頃な値段でショッピングが楽しめるECです。

引用元:beauticool.com

日本とは異なる市場概況

beuticool.com以下のサイトも同じくECが続きます。

実は日本だと、上位にECは見受けられず、メディアが連なります。

【化粧業界 日本編】2つのデータから見る世界市場解析レポート

本稿のタイ編と似た解析手法を、日本のフィルターに変更して分析したレポートを上記画像から無料ダウンロードできます。

どのような市場概況なのか、トレンドは何か。

ぜひ、確認してみてください。

まとめ

本稿のまとめは以下です

  • インドの化粧品市場は、ASEAN諸国で最大規模
  • 売上ベースはP&G、L’Oréal、Beierdorfの3社が同等の占有率を誇る
  • 以前はモバイルからの流入が多い傾向にあったWeb市場だが、直近ではデスクトップの方が多い
  • Web市場ではbeauticool.comが下位を大きく突き話している

人口では他のASEAN諸国に劣っているが、化粧品市場規模が大きいタイ。

Web市場において、全体的にトラフィックが下がっている中、beuticool.comのみ市場占有率を拡大していました。

消費者接点を増やすためにも、今後Webにおける販促チャネルは市場拡大のキーとなるのは間違いありません。

ECを通じて今後どの企業が売上を拡大するのか。はたまた、他の販促チャネルで市場破壊を起こす新規参入者が現れるのか。注目です。

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ryo

ryo

イスラエルの最先端ツールを扱う株式会社ギャプライズにジョイン。新たに発足したMarket Intelligence RepresentativeのNo.2に就任。

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