田中将大選手の注目は日本から世界へ!注目度の高さをWeb上から分析

2014年よりニューヨーク・ヤンキース(以下NY)と総額161億円、7年契約を結び加入した田中将大選手。メジャー史上5位の契約金額となり話題となりました。

2015年になった今、この移籍によってWeb上ではどのような動きがあったのかをサイト解析ツールを用いて調査しました。

*使用ツール「SimilarWeb PRO(シミラーウェブ)

世界は田中選手の加入をどれくらい注目したのか

13年8月〜15年8月のNY公式HPのアクセス数推移がこちらです。

NYアクセス世界推移

図1(アクセス数推移:設定期間13’8〜15’7:”i”マークはアルゴリズム変更を示す)

NYアクセス数推移日別

図2(図1を13’12〜15’7までズーム)

田中選手の契約が確定したのは14年1月22日。図2を見てわかるようにこの日のアクセス数は急上昇しています。13年のシーズンを地区5チーム中3位に終わってしまったNYにとっては救世主として期待が大きかったのも含め、このような多くのアクセス数につながったと考えられます。

また、田中選手加入の日のアクセス数より多かったのが9月25日のアクセス数。この日は現役生活20年間すべてNYでプレーしたデレク・ジーター選手の本拠地ヤンキースタジアムでプレーするのが最後の日でした。2年間の間のデータにおいて日別のアクセス数が4番目に多かった日であり、いかにNYに愛されていたかがわかります。

全体的なアクセス数の上昇には特徴があり、アクセス数が上昇している日は試合の勝敗よりも、球場でイベントなどが開催された日に集中して伸びていることがNY公式ページのイベントカレンダーと比較してわかりました。ヤンキースタジアムに限らずメジャーリーグの試合ではイベントなど、野球観戦に関係のない事柄でも集客していることが多いです。

また、検索ワードからも田中選手が世界から注目されていることがわかります。

NY検索

図3(NY公式ページ検索をするのに多く用いられたキーワード)

検索からのアクセス数において10,722あるワードから61番目に「masahiro tanaka」の文字がありました。上位100ワードのうち選手名の検索でアクセスがあったのは3選手のみ。中でも田中選手は他にも「tanaka」や「tanaka yankees」などの検索キーワードでも上位100ワードに入っており、いかに注目されているかがわかります。

やはり日本中が田中選手に注目

14年シーズンの日本からのアクセス数変化を表示してみると、田中選手の加入日、また試合で田中選手が勝利投手になった日にアクセスが上昇していました。こちらをご覧ください。

NYアクセス推移日本

図4(アクセス数推移:設定期間13’8〜15’7:日本からのアクセスのみ表示:”i”マークはアルゴリズム変更を示す)

NYアクセス数推移日本日別

図5(図4を13’12〜15’1までズーム)

図5において赤線でかこってある試合シーズンの間に何回かアクセス数が上昇している日が見受けられます。これらのほとんどが田中選手が試合に登板して勝利投手になった日を示します。登板しても敗戦投手になってしまった場合はアクセス数の上昇は見受けられませんでした

図4を見てわかるように、15年以降は14年ほどのアクセス数が見受けられません決して田中選手の人気が下がったというわけではないと思いますが、14年ほどのブームはなくなったと言えます

移籍の影響を大きく受けたのは「あっとニューヨーク」?

田中選手が加入したことで、日本からニューヨークへ田中選手の試合を観戦、またニューヨークを観光など、ニューヨークに関心を持つようになった人は増えた可能性があります

ニューヨークへの関心が上がったことで大きくサイトへのアクセス数を伸ばしたのが「あっとニューヨーク」というニューヨークの基本情報・旅行情報を提供しているサイトです。こちらのグラフをご覧ください。

NYあっとニューヨーク

図6(アクセス数推移:設定期間13’8〜15’7:”i”マークはアルゴリズム変更を示す)

14年2月よりアクセス数は急激に増加。その後も9月あたりまでは安定したアクセス数を保っています。「あっとニューヨーク」のサイトからはメジャーリーグの観戦チケット購入やホテルの予約ページなどがあり、田中選手の試合観戦を考えている人のアクセスが増えた可能性があるためアクセス数上昇が見られたと思います。

ももクロは移籍の波に乗れず

田中選手はアイドル好きな一面もあり、中でもももいろクローバーZ(以下ももクロ)というアイドルグループを推していることで有名です。移籍を機にテレビや雑誌などで田中選手紹介の際に「ももクロ」好きと紹介されていたのを見た方もいるのではないでしょうか。

田中選手移籍による注目で「あっとニューヨーク」のようにサイトのアクセス数も伸びたのではないかと予想しましたが、意外にも「ももクロ」公式サイトには影響がほぼありませんでした。それを示すグラフがこちらです。

ももクロ

図5(アクセス数推移:設定期間13’8〜15’7:”i”マークはアルゴリズム変更を示す)

14年2月の部分で若干上がっていますが、これは「ももクロ」のイベントがあったためだと思われます。「あっとニューヨーク」やNYのサイトは上昇傾向があった一方、こちらでは下降傾向があります。「ももクロ」サイトへのアクセス数には、田中選手移籍による影響に関係性はないと思われます。

まとめ

今回は田中将大選手の移籍によるWeb上での影響を追い、それによって影響を受けたサイトや受けられなかったサイト、アクセスに波があるなどの動きが見受けられました。中でも15年以降日本からNYサイトへのアクセス減少はとても大きく、世間の注目が去るのを可視化できたのではないかと思います。

もちろん15年に入っても田中選手は活躍し、勝利投手となれば日本のニュースでも大きく取り上げられます。しかし興味のある人以外はあまり注目せず、注目したとしても継続しない世間の注目はあっという間に他のものに傾いてしまいます

スポーツ業界は勝てば大きな注目を呼び、負ければ注目されないという勝敗で注目度が決まってしまうシビアな世界です。そのためスポーツチームを持つ会社はスポーツに関連していないイベントを開催したり、球場の席に工夫を凝らしたり、涙ぐましい努力をしています。そのような努力により、世間の注目を集めることで、新たなターゲット拡大を狙い、試合への集客をしようとしているのでしょう。

サイトへのアクセス数ではこのような結果になったとは言え、田中選手の活躍は日本中が期待しています。これからもニューヨークから良いニュースが届くはずです。田中選手の活躍に期待しましょう!

The following two tabs change content below.
Yo Harasawa | Gaprise.Inc Communication Design Div

Yo Harasawa | Gaprise.Inc Communication Design Div

大学2年次の2015年7月より、株式会社ギャプライズに長期インターン生として入社。 大手企業6社のSNS広告運用 / 分析 /企画およびマーケティング施策の提案 / コンテンツ作成に従事。 Facebookビジネスマネージャーを用いたSNSディレクション、SRM(Social Relationship Management | Social Marketing | Oracle)によるリスニング解析、Marketing Automationツール"Eloqua"を使ったインサイドセールス、SimilarWeb PROによるWeb解析を得意とし、ノウハウとツールを掛け合わせたWebマーケティングソリューションを行っている。

▼競合サイトのアクセスや 直帰率、リファラー、広告の出稿状況などあらゆる指標で分析できる!競合サイト分析ツール「SimilarWebPRO」の詳細はここをクリック

競合サイト分析ツール「SimilarWebPRO」Competitve Intelligence Solutions