売上だけではわからない!電子機器メーカー3社のWeb集客実態を検索キーワードから分析

突然ですが、日本を代表する電子機器メーカーといえば、皆さんはどんな企業を思い浮かべるでしょうか?

SONYやPanasonic、SHARPといった、いわゆる大企業と呼ばれる企業を思い浮かべられる方が大半だと思います。古い歴史がありながらも、時代に合わせてやり方を変えながら厳しい時代をくぐり抜けてきたこれらの企業は現在、ネット社会に対応することが求められています。

実際、各企業とも、ホームページを作成し、商品紹介ページやオンラインストアを開設、WEB上での集客、売上を目指していますね

しかし、ここで一つ疑問が生まれます果たしてWEBでの集客は実際の売上に直結しているのでしょうか?

今回の記事では、電子機器メーカー売上高TOP3の企業をピックアップし、それぞれのホームページへのアクセスを、競合サイト分析ツールSimilarWebPROを使って解析しようと思います!

電子機器メーカー各社の売上高

日系企業に限定しての、売上高ランキングは以下の通りです!

順位 企業名 売上高
1位 日立製作所 9.7兆円
2位 SONY 8.2兆円
3位 Panasonic 7.7兆円
4位 東芝 6.6兆円
5位 富士通 4.7兆円

やはり日本人であれば聞いたことのある、有名な企業ばかりですね。では、この上位3社を対象に調査していこうと思います。

アクセス解析結果に見る、各社のWEB集客の現状

SimilarWeb PROを使って、各社のホームページへ6ヵ月間の月間訪問数を比較してみました!その結果が下のグラフです。

電子機器メーカーTOP3 ホームぺージ訪問者数

なんと、1番の売上高を誇っていた日立製作所の月間訪問数が一番少ないという結果が出ました。

それも、大差をつけられての最下位ですね……。

ネット集客という、時代の流れに乗った集客方法が必ず圧倒的な結果を生む、というわけではないようです。日立製作所はリアルな現場での取引が多いのでしょうか。

この原因は、これからご紹介する売上の内訳と検索キーワードの2方向から考察していこうと思います!

各社の売上の内訳

それでは、上位3社の売上の内訳を見ていきましょう。

日立製作所

日立 売上内訳

売上の大半は情報通信や社会産業といった、法人向けインフラ事業が主力となっていますね。確かにスマホでも他の2社の機種はありますが、日立は出していません。BtoBメインの企業のようです。

ということは、HPを見て検討するよりも、直接商談に入ることのほうが多いのかもしれません。日立のホームページに、BtoC向けのECサイト機能も含まれていないことからも、BtoBメインの企業戦略を行っていることが推測されます。

SONY

SONY 売上内訳

一方でSONYはBtoCメインの売上内訳となっています。私にとっても「プレステ」や「エクスペリア」は非常に馴染みのあるものですし、皆さんも一度は遊んだり、使ったりしたことがあるのではないでしょうか?

つまり、SONYは家庭に対して馴染みのある企業であるといえます。

一個人に商品を売るため、商品に興味がある個人はサイトを訪れやすく、結果ECサイトも成立するわけですね。

Panasonic

Panasonic 売上内訳

PanasonicはアプライアンスとエコソリューションズといったBtoC向け商品が約半分を占めているのに対し、BtoB事業でも売上を上げている、バランスの取れた企業のようです。

ECサイトも運営しており、ネットでの集客も見込めますね。

各社の検索キーワードを分析する

ここからは、各社の訪問数の多寡の要因を、検索キーワードの面から分析していこうと思います。

SONY:「ウォークマン」や「VAIO」などのサービス名が多い

sony 検索キーワード

検索時のキーワードは上記のようになっています。

企業名による検索はもちろんのこと、ウォークマンやVAIOといった、SONY関連製品や、readerstoreというSONYのサービスがキーワードになっているようです。

特にウォークマンは幅広い年齢層から認知されており、顧客の認知度が検索につながることが伺えます。製品やサービスが個人向けであることから、ECサイトの運営も成立しますね!

日立製作所との最大の差はこれかもしれませんね…。

Panasonic:「CLUB Panasonic」に注目が集まる

panasonic 検索キーワード

Panasonicは、SONY同様、企業名や自社製品で検索されているほか、「クラブパナソニック」といった検索キーワードが目立っています。みなさんはこのサービスを知っていましたか?

「CLUB Panasonic」とは、Panasonic関連商品やサービスを利用することで「クラブPコイン」が貯まり、1コイン1円で利用できる、会員制サービスです

会員限定キャンペーンもあり、Panasonicが力を入れているECサイトといってもいいのではないでしょうか。「CLUB Panasonic」の知名度がもっと上がってくれば、SONYのホームページ訪問数を上回る日が来るかもしれませんね!

日立製作所:就職関連語で人気!

日立 検索キーワード

日立の場合、製品名ではなく製品の大まかなジャンルで検索されていますね。BtoC向けの製品が少ないことが検索キーワードに反映されているといえます。

また、「採用」「インターン」といった、就職活動関連の語で検索されています。売上高1位ということが、就活生の人気を集めているのかもしれません。

まとめ

IT技術の発達が著しい近年のビジネスのトレンドは、Webサイトからの集客であると勝手に解釈していた私にとって意外な結果となりました。

ホームページに漠然とお金をかければよいのではなく、それぞれの事業の強みに合わせて、うまくホームページを活用することが大切なようですね!

*トップ画像引用元:Photo credit: cold_penguin1952 via Visualhunt.com / CC BY-NC-SA

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磯貝 昇成

大学3年次の2015年11月より株式会社ギャプライズに長期インターン生として入社。中高とバスケに打ち込んでいたが、現在はサッカー観戦が趣味で日本代表の国内戦には欠かさず通っている。

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