サイト改善に直結!効果が実感できるバナーABテストはこうやる

こんにちは、WEBコンサルティング会社のタガタメ代表取締役の酒井です。

バナー広告を改善するときの定番手法と言えば『ABテスト』

AパターンとBパターンというバナーを二つ作ってどちらががいいのか確認するというシンプルな手法です。その手軽さから、日常的に行っているウェブマスターも多いでしょう。

しかし、ABテストには大きな注意点もあって、正しい方法でテストを実施しないとうまく次につながる判断ができなくなってしまいます。ここでは、そうしたABテストにおける判断基準を明確にして、しっかりとした効果に直結させる方法をお伝えします。

ついついやってしまいがち!ABテスト実施の大原則

ABテストにおいて、最もやってはいけないのことが比較したい項目を何でもかんでも盛り込んでしまうこと』です

これは、ABテストにおいて大原則(禁則)と言ってもいいのですが、なぜ何でもかんでも項目を盛り込んではいけないのでしょうか?

まずはそれを紐解いていきましょう。

テスト箇所を増やして一度で分析しようとしない

ABテストを行うとき守らなければいけないことが「一度に変更するのは、一か所である」ということです

たとえば「訴求ポイント」「デザイン」「キャッチフレーズ」がまったく異なる2つのバナーでABテストを行ったとしましょう。ここで、結果として新しく試したパターンのほうがコンバージョン率が上がったとします。

しかし、このテストではいったいどの要因がコンバージョン率改善に寄与したのでしょう?

訴求ポイント?デザイン?、それともキャッチフレーズ?

わかりませんね。

個性あるバナーではなく同じ性質のバナー競わせる

ABテストの最大の誤解は、AとBでまったく違うバナーを比較してしまうということにあります。

これはどういうことでしょう。確かにABテストではバナーを比較をするのですが、まったく違うバナーを比較するのではありません。野球で言うのならば、ピッチャーとバッターを比較してもしょうがないのです。「打率3割のバッターと、10勝したピッチャーどちらが良いの?」と問われても判断のしようがないでしょう。

そうではなくて同じポジションのスター選手を比較することに意味があり、そうすることで初めて、どのピッチャーを登板させるか、どのバッターを4番にするかという判断が可能になります。

バナーも同様で、まったく性質の違うバナーどうしを比較しても、どのバナーを採用する(登板させる)か、目立たせる(4番にする)かなどの判断がつきません

そのような理由から、ABテストではAとBでまったく違うバナーを比較してしまうことはあってはいけないのです。

では「どうやってこの比較を行うのか」それを次に解説します。

効果的なバナーABテストの手順

1)サイズ別ではなく、過去の実績から表示回数の多いバナーを4種類作る

まったく初めてABテストを行うということであれば、最初にWEBサイトを作成するときに用いたキャッチコピーやメインとなる画像、類似した画像を使用してください。

そして経験的には表示回数の多いバナーは、リスティング広告で言えば「300×250」と「300×50」のサイズでしょう。

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2)バナーをサイズごとに4種類作成(計4×2=8種類)

次に、「300×250」と「300×50」の2つのサイズに対して、バナーを4種類作成します。

何度も言いますが、「一度に変更するのは、一か所」だけです。先ほどの例で言うと、4種類のバナーをピッチャー同士、野手同士でグルーピングできるようなものにしましょう。

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3)グループ内で個性的なバナーを競わせる

グループ内では、異なるアプローチや異なる方向性を試し、どれがいいかの結果がハッキリ出るようにします。

例えば「訴求ポイント」というグループの中では、

  • 価格訴求(他社よりも格安!)
  • 欲求訴求(これで安心)
  • 限定訴求(あと5名様限定)
  • 逃避訴求(◯◯でお困りの方へ)

のような4つの違うアプローチをしたバナーを競わせます。

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この方法で、まずユーザーがどんなアプローチを求めていて、どんな方向性を求めていないかを探りましょう。一番良かったものを採用して全サイズのバナーを作成します。

ここがようやくABテストのスタート地点です!

さらに絞り込んだスター選手を競わせる

価格訴求、欲求訴求、限定訴求、逃避訴求などからユーザーに最も受け入れられるバナーの方向性が見え全バナーが出稿されている状態になったら、次の段階です。

ここから少しずつバナーを最適化していきます。

その最適化の方法をご紹介します。

1)まずはキャッチコピーからテスト

一番重要なのがキャッチコピーでしょう。

キャッチコピー1つで、クリック率が3倍~5倍くらいは改善できます。キャッチコピーの1か所を変えてテストします。その後、継続して1~2ヶ月の間に最適なキャッチコピーを見つけましょう。

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2)次に画像を修正する

2番目に影響力が大きいのが画像

これも、すべてを変えるのではなく1か所ずつ行うのがコツ。画像の修正や要素を追加したりしてテストをします。

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3)最後に構成を見直す

キャッチコピーの場所、画像の配置、クリックできそうなボタンの配置などを調整して仕上げにかかります。

クリックできそうなというのは、画像にある赤い部分の「詳しくはこちら」などのボタンのことです。バナーでは実際にそれを押させるわけではないが、それがあるだけでまったくクリックが違ってきます。

ぜひ設置して効果を実感してみましょう。

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4)効果が大きいキャッチコピー、画像、構成を組み合わせる

それぞれの最適なものが見つかったら最後はそこを”おいしいとこどり”します。

これによって、最適なバナーを仕上げることができました。

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以上の作業が繰り返し、常にベストなバナーを表示し続けます。

まとめ

このように、ABテストは一か所ずつスター選手を絞り込みながらベストの候補を探さないとまったく意味がありません。絞り込みながら丁寧に一つずつABテストを日々やると必ず鉄板のパターンが出てきます。

サイト改善に直結した効果が実感できるバナーを作るには、いっぺんに結果を出そうとせずに、鉄板パターンが見つかるまで早いスピードで修正と改善を繰り返していくしかないのです。

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株式会社タガタメの代表取締役。「一業種一社」のみで、リスティング広告、SEO、WEBサイト改善などで成果にコミットするWEBコンサルティングを提供。こちらのブログでも弊社で実際に成果のあった事例を中心に、みなさんがすぐ実践できる情報を中心に発信していきます。

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