日本で「Snapchat」は流行りはじめている。:「SimilarWeb PRO」で調べてみた結果

昨日からこのような記事がバズっています。

日本で「Snapchat」は流行りはじめているのか?:「Googleトレンド」で調べてみた結果

こちらではあくまでも「検索ボリュームを調べただけ」の結果であり、「実際にSnapchatのサイトに流入した数、アプリをインストールした数」などの詳しいデータまではわかりません。

そこで、サイト・アプリの動向を丸裸にできるSimilarWeb PROを用いて、実際にはどれくらいアクセス数を伸ばしたのか、本当に日本では流行っているのかを調査しました!

サイト分析:Snapchatは日本で流行っていた!

年間総アクセス数は5億。

Snapchatの世界全体における年間アクセス数は約5億

Snapchatの世界総アクセス数

85%以上のアクセスがモバイルからの流入でした。

アクセスが多いのはアメリカだけではなく、南米、欧州と幅広くシェアを伸ばしつつあります。

Snapchat世界シェア比率

世界と比較すると日本のアクセスシェア率は0.49%と、まだまだといったところです。

それでは、日本におけるアクセスをより詳細に見ていきましょう。

日本からのアクセスは3ヵ月で2.5倍!!

日本におけるSnapchatのアクセス数

昨年の3月から今年の4月までの1年間のデスクトップアクセスの動向です。

2015年12月からアクセス数は急激に上がり、2016年4月にはおよそ2.5倍となっています。

上記のグラフはデスクトップからのアクセス数のみを表示したものとは言え、アクセス数が伸びている傾向は確かであり、元記事のGoogleトレンドのデータと照らし合わせれば、モバイルからの流入も多いとして差し支えないでしょう

Snapchatが若者をターゲットとしたサービスであることに鑑みると、モバイルアクセスがデスクトップを超える伸びを示している可能性は非常に高いと考えられます。

Snapchatユーザーはエンタテインメントと流行に敏感!?

Snapchat訪問ユーザーが同一セッション内で閲覧しているWebサイトやトピックを探っていきます。

Snapchatの同一セッション

音楽やバズ動画に強い関心を持っている人々が多い傾向にありますね。

do-raやSILLYユーザーと属性が類似しているということは、ポップカルチャーやティーンカルチャーへの感度が非常に高い若者がSnapchatを多用していると言えそうです。

アプリ分析:日本人はSnapchatを受け入れはじめている。

ここから本題である「アプリ」の動向はどうなっているのかに迫っていきます。

先ほどのサイト分析同様、まずはアメリカのインストール事情を元記事と同じく「Instagram」と比較してみていきます。

アメリカではInstagramよりもランキングが上!

インストール数ではInstagramには遠く及ばないものの、アプリランキングではSnapchatがまさっています。

SnapchatとInstagramのアプリランキング

Instagramはより高い評価を得ている一方で、ここ3ヶ月以内の米国ストアランキングではSnapchatが上回っています。

アメリカではInstagramよりもSnapchatの方を愛用する傾向が顕著です

日本でもInstagramに追いつけ追い越せ!

日本におけるSnapchatとインスタグラムのアプリランキング比較

日本ストアにおけるアプリランキングではInstagramに急激に迫っています!

認知度はまだまだ低いといわざるを得ませんが、このペースでシェアを伸ばしていけばInstagramを超える可能性も秘めていると言えるでしょう。

アプリの使用時間などもっと具体的なデータを見ていきましょう。

日本でも受け入られつつある?

ここからはSnapchatとInstagramをユーザーがどのように活用しているかについての動向に迫っていきます。

アメリカのアクティブユーザーはInstagramよりも使ってる!

アメリカでは直近3か月インストールの割合や、インストール直後の使用率おいてはInstagramの方が高いという結果に。

しかし、注目すべきは「アクティブユーザー」の割合です(インストールしてから一定期間使い続けているユーザーの割合)。Instagramを4ポイントほど上回っています

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平均使用時間がInstagramと1分差なのも興味深いですね。1日における使用時間ではほぼ対等の地位を築いているのです。

日本では、好きな人は良く使う、という傾向。

日本ではまだまだInstagramに肩を並べることはできないようです。

Snapchatとインスタグラムの使用動向比較in日本

どれを取ってもInstagramが数値を上回っていますが、「Active App Users」ではそれほど悪い数値とも言い切れません。

日本でもSnapchatを好んで使用しているユーザーも少なくないのでしょうか?

日本では昼のInstagram、夜のSnapchat?

SnapchatとInstagramの使用される時間帯をアメリカと日本で比較してみました。

Snapchatとインスタグラムの使用時間帯

まずはアメリカ。朝から徐々に伸びていき17時にピークを迎えた後、21時まで再び上昇。その後下降する一方です。Instagramと全く同じ軌道を描いていますね。

一方の日本。アメリカとは異なる軌道を描きつつ、SnapchatとInstagramの間でも異なる動きを見せました。

Snapchatとインスタグラムの使用時間帯

Snapchatは13-17時の間でピークを迎え、Instagramは18-23時にピークを迎えています。両者の使用時間帯は極端に異なる結果となりました。

日本ではまだまだ安定しない使用継続率

最後にアメリカと日本におけるリテンション率(アプリをインストールしてからどれくらいの期間アンインストールせずにいたか)を見ていきます。

アメリカではリテンション率においてもInstagramと同等

アメリカにおけるSnapchatとInstagramのリテンション率はほぼ同程度となりました。

Snapchatとインスタグラムのリテンション率

ややInstagramの方が長く使われているといったところですね。

まだ日本人には受け入られないのか

日本ではSnapchatはまだまだ短命です

Snapchatとインスタグラムのリテンション率

初期段階の反応はいいものの、長期にわたって使い続けていくユーザーは多くありません。

ログが消えるという仕様になじめないのか、はたまたSnapchatユーザーが周りにいないために仕方なくアンインストールしたのか。様々な見方ができそうですね。

まとめ:Snapchatは流行りはじめている。

調査の結果「日本においてSnapchatは流行り始めてはいるが安定した継続使用までにはいたっていない」と言えます。

アクティブユーザーは比較的良いスコアを出しているため、Snapchatが日本人にとって使いにくい受け入れ難いということはなく、まさに若者を中心に本格的な流行目前であることがうかがえます。事実、「スナチャ」というワードを耳にすることも多くなってきたように感じます。

アメリカでは大統領選候補者がFacebookやTwitterに加えてSnapchatでもPR活動を行うことが当たり前になってきています。ゆくゆくは既存大手SNSに匹敵するサービスに育っていくという見方もあながち間違いではありません。

Snapchatでの広告展開は日本のマーケターにとって喫緊の問題ではないにしても、ここまで若者の支持を受け実際にInstagramと同等に利用されているサービスをただ捨て置くわけにもいかないでしょう。

日本人には受け入れられずに終わってしまうのか、はたまた新たな広告プラットフォームとして成長するか、目が離せません。

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SimilarWeb 編集部

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