なぜマーケティング担当者はWikipediaへ投資をすべきなのか?

今やインターネット上では最大とも言える百科事典サービス「Wikipedia(ウィキペディア)」。広告を一切使わず、コンテンツの編集をオープンにしていることで、中立的で偏見のない視点で編集されている言わずと知れた百科事典サービスです。

近年、このWikipediaに対して、デジタルマーケターが自社のWebサイトや、会社自体のブランドネームをWikipediaのリストに追加してもらおうと、またリンクを貼ってもらおうとあらゆる手を尽くしていることをご存知でしょうか?

海外のマーケターの何人かはデジタルマーケティング市場においてWikipediaの重要性を主張することで一つ上のレベルのマーケターとして認められていますし、Wikipediaを使った検索キーワード対策を行っている人も生まれています。

それでは、Wikipediaはデジタルマーケターにとって実際にはどれくらいの価値があるのでしょうか?SimilarWeb(シミラーウェブ)を使って、あまり注目されないWikipediaをマーケティング視点で分析してみました。

※今回分析したのは、日本版Wikipediaです。世界版のWikipedia.comの分析記事はこちら

強力なSEOを誇るWikipedia

SimilarWeb(シミラーウェブ)によって、まず日本版Wikipediaの直近6ヶ月のトラフィックソースを分析してみました。すると、以下のような結果に。

SimilarWeb PRO ja.wikipedia.org

ここからWikipediaというブランドがかなり強力であると見て取れます。多くの検索ワードでWikipediaが上位表示され、さらに多くのユーザーがWikipediaを信頼し。そのページをクリックしているからこそ、この結果になっているのでしょう。

これだけのSEOの強さを誇るのですから、マーケティング担当者は商品や会社の認知を広めるため、そのキーワードをWikipediaに載せたがるのも納得できます。

Wikipediaへの検索キーワード

続いて、Wikipediaへ流入している検索キーワードのランキングです。以下は2014年のWikipediaサイトへ流入しているトラフィックがどのようなキーワードで検索されているかを表したランキングです。

SimilarWeb PRO ja.wikipedia.org

これを見ると、

人質事件をはじめいつもニュースが絶えない「イスラム国」や、世界的に猛威をふるった「デング熱」、またそれぞれ映画化される「寄生獣」「サイコパス」「進撃の巨人」「テラフォーマーズ」などの漫画やアニメ、世界のテニス界で活躍する「錦織圭」などのキーワードが並びます。

Wikipediaへの流入検索キーワードが世間の関心を如実に表していますね。

ここで特筆すべきことは、Wikipediaに関連しているキーワードが、「Wikipedia」だけということです。

一般的なサイトは、基本的に検索キーワードはブランドキーワードや、ブランドキーワードに近いワードがシェアとして多くなる傾向にあります。例えば、Youtubeのサイトであれば、「Youtube」というキーワードに加え、「You tube」「ようつべ」「ユーチューブ」などが検索キーワードの上位に多くなります。

しかし、Wikipediaは検索キーワードがブランド名だけです。それだけWikipediaが百科事典の役割を担い、多くの単語で検索されユーザーの理解に貢献している証拠でしょう

Wikipediaが多くのサイトへトラフィックを流入させる

日本のそれぞれの業界ごとで分析した場合、Wikipediaはどのくらいのトラフィックを獲得しているのでしょうか?

SimilarWebの業界分析機能で調べてみました。

すると、ほとんどの分野に渡って、トップ20位以内にWikipediaが入っていることがわかりました。例えば、以下は健康(health)、旅行(Travel)業界のアクセストップシェアランキングです。業界に特化していないサイトとしてこのようにランキング上位になっていることを考えると、Wikipediaの単語の見事な網羅性が垣間見えるでしょう。

SimilarWeb Pro Industry Analysis SimilarWeb Pro Industry Analysis2

まとめ

Wikipediaは多くの異なる業界に対して、その協力なSEOの力で多くのトラフィックを獲得しています。そのため、Wikipediaにサイトリンクが貼られることで、自社サイトのSEOやトラフィックにもポジティブな影響を与えてくれます。また、Wikipediaにブランドネームが掲載されればその認知はとても大きなものになるでしょう。

これを機会に、Wikipediaからのリンクを得るために、普段何気なく見ているWikipediaに目を向けてはいかがでしょうか?

まずはWikipediaで実際に広めたい単語を編集することからスタートしてみましょう。ただし、あくまで中立的な立場からのコンテンツにすることは忘れずに。

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SimilarWeb 編集部

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